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夏の日の、おもひでボロボロ

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夏空に誘われたんですよ。
思春期なら、誰だってあるでしょう。

ムラムラっと、どうしようもない気持ちを
ワキ毛の下に抱えて、一人駆け出すオフサイドですよ。
35歳ですからっ!

気温は36度ですからぁあああああああああーーーーっ!!

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「わしゃあ…わしゃあ、海が見たいのじゃっ!!」

お母ちゃんが「焼け死ぬから止めとき」と
忠告するのを振り払うかのように
もとい、もっと真剣に止めてくれと願いつつも

ママチャリ(ギヤ切り替えなし・素チャリ)にまたがり
はるか南、50キロ先にある
湘南は江ノ島に向かって走り出す、一匹のオスライオン。

以前にもあったけど、夏に必ず沸き上がる思春期(35歳)の衝動!
外は灼熱の世界ですよ。
ビーバーエアコンの、ビーバーの歯が抜け落ちる暑さですよ。

そんなゴビ砂漠のような炎天下の中
麦わら帽子に、首にドぎついピンク色のタオルを巻き付け
ビーチサンダルで走る、まさにっ! 
多摩が生んだ、三蔵法師ですよッ!! ボクはぁあああああああーっ!!

さすがに鉄板で熱中症になるので
公園を見つけるたびに、水道でザブザブ体中を濡らし、手足をクールダウンさせる念の入れよう。
ペットボトルの水なんて、風呂上がりのコーヒー牛乳を飲む早さを、倍速で超えますよ。
流れ出る汗の水分量に、まったく追いつかぬぅーッ!!

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それでもねえ、最初のうちは楽しく快調に進んでいたんですよ。
田舎道を走りながら
ずいぶん長いこと見ていなかった田園風景なんか眺めてさ
「ああ…あの水面の下では、タガメがメダカの生き血をチュウチュウ吸ってるのかしら?」
なんて、ロマンチックな空想にふけったり、目眩を起こしたり。

計画では、多摩川を渡り、小田急の線路沿いに町田まで行って
そこからひたすら海を目指して南下!
…というプランだったんですけど。

あのね、町田近辺の、坂道カンベンしてくれない?
ボクはねえ、下って下って、海抜0mまで行きたいの。

なぁあああああああああーーーーーんで登るねんっ!!
完全に登山やんけッ!

そのあたりで疲労と脱水症状で、判断能力が飼いネコ並みに低下。
迷子このうえなし。

「あー…そうね、川沿いに下っていけば、あらやだ、海に着くのは道理じゃない。うふふふ…。
 DA・YO・NEー、アフリカ探検したリビングストンもそう言ってた。うん…そうじゃそうじゃ…」

と、「恩田川」とかいう、聞いたことない川沿いに
頭ボンヤリのまま走り出す、見た目が死にかけの泥田坊のオッサン。
ええか、わしゃあ、政治家と出版社は信用しないが
一級河川は信用するッ!!

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聞いたことない川である以上、多摩川と合流して逆戻りってことはないだろう。
たぶん、神奈川県の、名の知れた大名に取り入れられて、家老か何かになるはずだ。
たしか鶴見川とか、相模川とか、つえー大名がいた記憶が。
たぶん、どの川も全部、湘南の海に流れ出るんじゃろ。よく知らんけど、そう決めた!

運良く、木陰の涼しいサイクリングロードになっていたため
実に気持ち良く、距離を稼ぐワタクシ。
きっとそのうち、目の前に大きな海が広がって、陳腐な邦画並みの感動は得られるはず…!

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しかし、行けども行けども、広がる田舎の細道。
潮の香りはしてこない。
そりゃそうだ、真下をのぞけば、駄ゴイ。
淡水魚だ。

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それでも、風景を楽しみながら
ipodなんてないので、脳内再生でエンドレスに
くるりの「宿はなし」と、少女時代の「Gee」を交互に流すという
パイナップル炊き込みゴハンのような悪食モードで
快調にペダルをこぎ続けるワタクシ。

ああ、楽しい。

強い日差しが、視界のすべての彩度を、贅沢に、極限にまで高めて
目がチカチカするくらいの夏の景色の美しさ。
うん、間違いない。
熱中症の前兆だ。

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しかし、なぜだろう。

家を出発してから、かれこれ5、6時間はチャリこいでるのに
いっこうに湘南の海辺の町並みが見えてこないどころか
あきらかに進行方向に、都会的なビル群が見えてきている。
いつの間に、茅ヶ崎や藤沢が、そんな色気をつけたのじゃ。

むせっかえるような潮の匂いと、時と脈が止まったような土産物屋。
防砂林に大量にいるジョロウグモ、暑さで糸をひきはじめた売店の握り飯。
背中にフナムシを貼付けたままイチャつくカップル、人に慣れすぎて逃げない野良ネコ

それが湘南の風景でしょうがぁあああああああああああーーーーーーッ!!!!

怒りとあせりで、スピードを上げるペダルの回転。
きっと夢見た夏のオーシャンビューは目の前だっ!
おお、そうじゃ!

海がッ!
湘南のッ海がッ!
江ノ島がッ!

夏オトコ(死語)のわしを呼んでおるのじゃあああああああああーーーっ!!


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ザパァアアアーーーーーーーン…

「海じゃああああああああああああああああーーーーーーーッ!!」



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「…よっ、横浜のォオオオーッ!!!!」


なにを、どう間違えたんだろう…?

ていうか
道を間違えたんだな。進行方向を。
江ノ島じゃなく、ベイブリッジが見えてますよ。

おいおい、どうすんだ。
オシャレな横浜のベイサイドに
麦わら帽子にビーチサンダルだぞ、わし。
玉置浩二の田園のPVか。


さて…と。

帰るか。


気がついたら、すでに月がクッキリ見えている時間帯。
もうすぐ夕方の6時ですよ。
かれこれ、迷子で彷徨った分も会わせれば40kmは走ったのだろうか?
ここから、帰宅するとなると…

おい、今日中に帰れないぞ、下手すると…!!


海にたどりついた感動を味わうヒマもなく、あわててチャリを180度方向転換し
パンパンにはった太ももに気合い一発
川崎の多摩川方面に走り出す35歳、一児の父。



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夜7時過ぎ。
川崎は多摩川河口付近到着。

この先、節電で真っ暗な田園調布、環八、甲州街道、三鷹街道、と
半べそもいいとこに、電話でお母ちゃんに叱られながら
深夜11時すぎに帰宅するまで
地獄の帰宅ロード、40km走破が待っていたワケですが…。


その話は泣いちゃうから、書かない…。

最後に言いたいことは

真夜中の多摩川河川敷は、真っ暗で視界ゼロだから
自転車で走るな、見えない何かにぶつかる。

ええ。
それだけですよ。


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ワクワクさんをぶっ倒せ美術館

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ムスメ4歳が描いたネコの絵。

上手描くなあ…。
自分が4歳の頃、ここまで描けたかしら?

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富嶽三十六景より
お母ちゃんと散歩してるの図。
いかにも楽しそうだが、お父ちゃんが完全に排除されておる。

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動物園だろうか?
ゾウ、カラス、ヒョウ、ウサギまではわかる。
残る黒い得体の知れない動物は、タスマニアデビルあたりだろうか?

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マトリョーシカ。
よく見ると、一番小さいやつにも、しっかり顔が描いてある。

そして、放っておくと、なにやら一人でコツコツと工作も始める。

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カミキリムシらしく甲虫にまたがるアリエッティ(リカちゃん)。


なんかすごいなあ、子供の創作力。
うらやましい…!

ニュルンベルグ熱中症

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そんなことね、短冊に書いて、石神井公園にぶら下げたところで
体脂肪は小さじ一杯も減りませんよ!

となりの短冊の、どこかのなおきくんが
「アンパンマンになりたい」と書いても
そりゃあジャムおじさんは見ないふりですよ!

逆に、目の前の茶店で
おでんとモツ煮込み、さらにカレー丼まで注文してしまう有様ですよ。
やせるもんですか!


なんて言いつつ

この数日の猛暑の中
雨があがった今がチャンスとばかり、あちこちに出かけては
運動不足リハビリをしておりました。


調布で水木しげる先生の、噂の妖怪墓石を探しまわっては
こどもパトロールの車になぜか追いかけられたり…

多摩湖までサイクリングロードを駆け抜ければ
雑木林の中で大雨に降られて遭難したり…
そのあげくに変な遺跡を発見しては、恐怖で涙目になったり…

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さすが梅雨時期だけあって
気温35度の日差しの中、公園のベンチで死にかけたりしたかと思えば
いきなり雷鳴って大雨降られたり、なかなかハードなリハビリ修行でございます。

ヒィイイイイーッ! どこか雨宿りできる所は~~~~~~ッ!?
…と、ズブ濡れになりながらペダルをこぎ
やっと見つかった屋根が、西武ドームだったりすると、ついつい
「そこまで、でかい屋根はいらん…」と、つぶやいてしまいます。

それでも久しぶりの外出は、職業ヒキコモリにとってはかなりの大冒険。
毎回すごくワクワクし、見るものすべてが色鮮やかで、実に楽しいものです。

ですが、いきなり連日10何キロ走り回るのは
運動不足の身体を、かなりハードに痛めつけ…

帰宅してからしばらくは、床に寝そべったまま
疲れと痛みにウーンウーンうなっているのではございますが…

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ボクが買ってきた、上の画像の漫画

「ねこだらけ」(横山キムチ先生 作)

の、このシーンを読んで、その面白さにハマってしもうた4歳のムスメが
寝転がってるお父ちゃんの両ワキの間から

「ニュルーン! ニュルーン!」

言いながら、しつこく何十回も顔を出したり、ひっこめたりで
そのウザさに全然体が休まりません。

仕方ないので、また猛暑の中、外へ飛び出すお父ちゃんなのでした。




ねこだらけ (モーニングKC)ねこだらけ (モーニングKC)
(2009/08/21)
横山 キムチ

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