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奥多摩リベンジ!(その2)

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あのね

怖い。

奥多摩、なんか怖いんですよ。
それこそ、稲川淳二の香りがするというか、奥武蔵と生態系は変わらないはずなのに
同じような景色でも、こちらの山は、なにかオバケが出そうな空気といいますか。
いっそ、オバケかクマかの2択なら、クマの方がありがたい。

平日の早朝は、登山客いなくて、山を独り占めしているようで気分はいいんだけど
とにかくロケーションによっては、ものすごく人恋しい。
暗いよう、怖いよう。

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山登りも中腹になると、日差しがあって明るく、壮快で気分がいい。

今回は自分のペースを守ってるおかげか、とても快調に高度を伸ばしている。
おおう、足も痛くない!
ジジイがいないだけで、この性能ですよ!

今回縦走する3つの山、1つ目の高水山の山頂はもうすぐじゃ。
たしかリサーチによれば、山頂に着く前に、なにか由緒あるお寺がお出迎えしてくれるそうである。
神社仏閣大好きなワタクシには、これは楽しみ!

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でーん!
高水山常福院。

お寺なのに、狛犬らしきものが見えている。
山寺では、神仏習合だった頃のなごりで、狛犬が置いてあることは、よくあるお話。

奥多摩といえば、山犬様をおまつりしてる所も多い地じゃ。
山犬様といえば、もちろんオオカミですよ!
歴史の古いお寺じゃけん、きっと荘厳でシャープで、カッコ良い狛犬が見れるに違いない!

その凛々しき姿を見せてくれ! 
いでよ、ニホンオオカミッ!!

おおおおっ!

こ、これは…!



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まさかのアメリカン・フォックスハウンド(子犬)

こらぁああああああああああああああああああああああーーーーーーっ!!

鎌倉時代からすでに、ペディグリーチャムとか、お供えされていたのだろうか?
ここが境内じゃなく登山道だったら、ヒザが落ちて、崖下に滑落するくらいの脱力感。
少なくとも、タレ耳のオオカミはいない。

わしは室内犬を見に来たんじゃなぁあああああああああああーーーーーいっ!!
山頂を踏みに来たのじゃあーッ!!

1つ目の山、高水山のてっぺんまで、あと一息!
絶景が待っておるわああああーいッ!!



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小金井公園。


…違う、ここが、高水山(759m)山頂でございます。

とりあえず見所は、金網フェンスに貼られたカエルマークの
「ゴミはもちかえりましょう」の看板でしょうか。

もち帰る…かえる…おお! 
カエルだけにぃー?

ちょっと納得したけど、山頂からの展望は、それほど感動できるものではなく。

ここで長く休憩していると、本当に小金井公園にいるような気分になってしまうので
フリーマーケットを開いてしまう前に、その先にある、2つ目の山
岩茸石山へと急ぐことに。


特に疲労もなく、順調に尾根を進むワタクシ。
さすが入門コースの山だ。

いや違う! わしの足に羽が戻ってきたのじゃ!
ヒマラヤの8000mを駆け巡り、ラインホルト・メスナーとエベレスト頂上で相撲を取り
ローツェの山頂でちゃんこ鍋をつつき合った、そう、あの頃の!
あの頃の、わしが戻ってきたのじゃああああああああああああああああーっ!!

そして…



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おおおおおおおおーーーーう!!
絶景ッ!!

岩茸石山(793m)の山頂からの眺めでございます。
これは気分が良い。
山頂には、先に登ってた2、3人の中年ハイカーの姿がちらほら。

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紅葉はまだ4分咲きくらいかしら。

非常に満足したけど、あまり長くとどまると、そこらの年配の登山客さんに話しかけられてしまう。
何度も経験してるが、ここでご老人からの
「おにいさんは、今日はどこから来たのかね?」の問いなどに、うっかり答えてしまうと

「ほう近くていいですなあー! わしはねえ、今日は千葉から来たんですよ。
 いやね、週末は必ずこちらの方へ健康のため登りに来るんですよ。今までにも御岳山や大岳山、そして…」

と、ご老人の登山ヒストリーをすべて聞かされるハメになる。
これが毎度ながらキツい。

あ、すでに、近くの初老ハイカーが、ボクの方をチラチラ見始めてる!
やばい! 
とにかく、最後の3つ目の山、惣岳山まで全速力で逃げるのだッ…!!

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そんなこんなで、急ぎ足で岩場などを駆け上がり…

ていうか、ちょっと危ない急坂がこのあたりから、いくつも現れる。
ロープをたどって進まなきゃならないアップダウンもあったり、けっこう緊張しちゃう。。

平日だから人もいなくて良いけど、休日の紅葉ピークの頃には
この岩場を大勢のジジババ、いや、中年ハイカーさんが、コース逆走の人達も加わり大混雑の中
落石ポロポロさせながら登り下りするわけで。
想像すると、ちょっと怖い。

そんなこんなで、惣岳山(756m)の山頂に到着。

展望はまったくなく、木陰でやけに暗い山頂に、金網フェンスで保護された古い社があるだけ。
金網のスキマから社をのぞくと、けっこう見事な彫刻があるのが見える。

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うーん、どういう物語の一場面なのだろう?
たぶん、ハゲのジジイとカエルの姿が彫られているので

ジジイ「今日はどこから来たのかね? わしは千葉から…」
カエル「話はいいからゴミを持ち帰れッ!!」

みたいな会話だと思う。

とにかく、朝ごはん抜いてきてしまったので、猛烈にお腹がすいてきた。
下山すれば、ちょうどお昼ご飯の時間だ。
さっさと帰るぞい!カエルだけにッ!

特に足が痛むことなく、快調に山道を下山。
前回と違って体力に余力があるから、ヒザのふんばりが効いて、比べ物にならないくらい足運びがスムーズ。

下山途中で、逆から登ってきたご老人とすれ違う。
山道では登りが優先。
道をゆずって、「おつかれさまですー」と挨拶をしたら

「ヒャー若い人はすごいねえー。走って降りて来てたもんねえ。」と言われる。

どうやら、知らないうちにボクは走っていたらしい。
ペースに無理なく、自分のレベルにあった快適な登山が、きっと楽しかったのだろう。

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今回のゴールは、スタートの軍畑駅から、2つ進んだところにある御岳駅。
ようやく御岳の集落が見えてきた。

いつもながら、麓の家々が見えて来ると
「ああー…無事に人間の世界に戻って来れたぁー!」と
安心感と達成感で、気分がものすごく高揚してしまう。

運動不足のマンガ家が登る、奥多摩の入門コースの山でも、上級者が登る南アルプスの岩山でも
プロ登山家が登るヒマラヤの山でも、きっとこの嬉しさは変わらないはず。

「誰の助けも借りず、誰の案内も受けず、自分の力だけで生還したぞっ! ボクってすげえ!」

誰だって、自分を自分でホメたいのだ。


「御岳駅は、その道を進んですぐだようー。」

ゴールの御岳駅、その目前の、迷う事ないアスファルトの一本道で
地元のお婆ちゃんに、いきなり声をかけられてしまった。

あああああああああああああああああああああ、他人の案内を受けてしまったあああああああああああ!!!


い、田舎の人は… や、やさしいよなあ~~~~~…。
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